2013/03
- いつのまにやら3月
03/01
XCBを使ったWMを書き始めて3ヶ月くらいになるが、ようやくXCBが分かってきた。
- 結局のところXプロトコルをしゃべるための薄いラッパーで、リクエストとリプライを投げつけ合うための道具
- 分からない時期に見てもさっぱり分からないが、しばらく触って分かるようになるとすごく明瞭
- ドキュメンテーションの整備が進まないのがよく分かる
- ほぼプロトコルとの一対一対応で、XCB特有の部分というのはほとんどない
- ライブラリの大部分が仕様から自動生成されているだけあって、インターフェースの一貫性が非常に高い
- 超がつくレベルのパターンゲー
- ある程度Xlibを知っていれば移行は難しくない
- XlibだろうがXCBだろうが、数多くの規約を知らなければならないのは変わらない
- GUIプログラミングで苦労するのはむしろこちら
この手の「分かる人には説明するまでもないんだけど、分からない人にはさっぱり」という類のものは敷居が高くなりがちなので、チュートリアルが大事だと思う。XCBに関して言えば、公式にチュートリアルがあるもののXlibを知っている人向けに書かれている感じが強い(そもそもWMでも書かない限りはXCBなんかよりGTKなりQtを使うべきなので、それでも問題はないのかもしれないが)。