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* 面倒だけど、値の種類(文字列|数値、など)を判別して`union`なり何なりを使う手もある | |
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== 設定ファイル仕様その2 == * 考えてる * せっかくだからBNFで書いてみる |
Try & Errorの記録のような何か
動機
- kagisys向けに設定ファイルを読み込む機構が欲しい
nest <-> rise間の通信に使うアドレスとかポートとか、ログファイル名とかを指定できるようにしたい
- いつか実装する予定のウィンドウマネージャでも使いたい
設定ファイル仕様その1
<key>=<value>の形式
#で始まる行はコメント行
- 空白のみの行は無視
- サンプル
# sample.conf hello=world pi=3.14
実装1
config_tableというクラスを定義
load()で指定されたファイルから読み込み、メンバのmap<string, string>にプールする
get(key)でキーに対応する値(文字列)を取得
- 実装の詳細はpimplイディオムを使って隠蔽した
外部とはconst char *のやりとりのみ
実装1の問題点
- 動くまでにパースエラーの嵐、特に空白の扱いに柔軟性がないにも程がある
- そもそも設定ファイルの仕様が曖昧な上に、行き当たりばったりな実装をしたのが悪かった
- 出来上がったものを良く見たら、先にだいたい出来ていたkagisysの鍵ファイル読み込み部分とほとんど変わらない
空白処理の有無を除けば、だいたいmap<string, string>がmap<uint64_t, string>になっただけ
実装1変更案とその問題点
- 鍵ファイルも設定ファイルも一つのクラスで読めるように変更
- おまけとして、鍵ファイルにも空行を入れたりコメントを使うことができるようになる
map<string, string>を使う以上、鍵の比較はstringで行うことになり、これはスマートでない
- 実装が隠蔽されているので、利用者はキーを丸ごと投げ込むことしか出来ない
- 少なくとも、16バイトのIDm全体を用いて比較するのはあまりに芸が無い
- デリミタが違う(' ' or '=')
- ファイルの形式を統一することも考える
実装1変更案++とその問題点
- 読み込み時にフィルタ関数を与えてあれこれする
- 文字列をトリムしたり
- 結局文字列であることに代わりはない
mapのイテレータを返すようにして、利用側でmap<string, string>からmap<int, string>などを作れるようにする
そもそも実装を隠蔽しているのでこんなことは出来ないし、mapが表に出てくるようではpimplを使う意味が無い
そうだ、namespaceで十分
- そもそもクラスである必要があるのか
- 利用者から見て、欲しいのは「書式に従ってファイルから読み出し、構造化する」機能に尽きる
- 別に読んだものを抱き込んでブラックボックス化する必要はない
単に「指定されたファイルから読み込んでstd::map<string, string>に放り込む関数」でいいじゃない
後はトリムするなり、別のmapに変換するなり、煮るなり焼くなりご自由に
面倒だけど、値の種類(文字列|数値、など)を判別してunionなり何なりを使う手もある
- C++では、全ての関数がクラスに属していなければならないとかそんなことはない
- 利用者から見て、欲しいのは「書式に従ってファイルから読み出し、構造化する」機能に尽きる
設定ファイル仕様その2
- 考えてる
- せっかくだからBNFで書いてみる