なにこれ
UEC1年生向けの選択独語及び2年生向けの独語演習にて使用されている「Deutsche Grammatik zum Lesen」をもとに、ドイツ語を読むための文法を学ぶためのメモのページです。自分の為に作ったものなので、あまり参考にならないかもしれませんが読んで損はないかもしれません。
- 都合により途中から作成をしています.
Lektion 9
- いわゆる現在完了形、それから英語で言うところのsomebodyとnobodyの使い方を勉強する.
完了形
- 完了形の大まかな形は下のとおりである.
habenかsein + 文末に過去分詞
- 英語とはかなり構造が違うので注意.
- habenを使うかseinを使うかは過去分詞になる動詞が何かによって決まっている. →覚えないといけないがテストは辞書持込みおkなので別に覚えなくても苦労しない.
- 使い分けの原則:他動詞(〜を……する的な動詞)は全部haben.
- 使い分けの原則2:自動詞はhabenのやつもあるしseinのやつもある. 大まかには「〜がどこかへ移動する」的ニュアンスを持つ動詞はseinを使うことが多い.
- 例えばfahrenとかkommenとか.
- habenもseinも動詞なので、実際に文章に使われるときは主語の形によって変化する.
- 例えば、主語がichなら Ich habe die Arbeit getan. となるし 主語がErなら Er hat die Arbeit getan. です
- habenやseinが現在形なら「現在」完了形と呼ぶ。過去形なら「過去」完了形という。
- 過去、現在とくれば、未来完了形というのもあるけどあとで。
現在完了形と過去形の使い分け
- どちらも今より昔に何かがあったという意味では変わらない。
英語ではきちんと使い分けるが、ドイツ語はぶっちゃけどっちでもいい感じ。
- 厳密に言えば、物語なんかで「こんなことが昔ありましたー」といった自分からは関係が薄い事実を述べるときに過去形をあえて使うらしい。
- ↑みたいなこと書いたけど、ドイツ語では過去を表す=現在完了形と思っていい。 過去形はあまり使わない。
いや俺は厳密な使い分けを知りたいんだという人へ
- 過去形と現在完了形に存在するニュアンスの違いは、「現在へ繋がっているかつながっていないか」である。
- 過去形は単に昔こんなことがあった、という事を言ってるだけでそれが今どうなってるかとか、その結果今はこうだとかいう情報には一切触れてない。
- 現在完了形は昔こんなことがあった、それは今もある程度影響してるし、今はこうなってる、みたいな含みを持っている。
- よく現在完了形は「完了、継続、経験」を表すと学校で習うけど、これは「完了した結果今こうなってる」、「以前から継続していて、今もそれが続いてる」、「昔経験した結果今もその経験がいきている」などと今とのつながりという点で共通してる。
- 過去完了形は同じように考えれば、「昔何かがあった、それがその後のこと(これはやっぱり今から見れば過去のことなんだけど)につながりを持っていた」という状況を述べていることになる。
- 未来完了形も同じように考えれば、「以前、または今何かが起きた、それが未来にも何らかの影響をおよぼすだろう」というニュアンスを含んでいることになる.
過去完了形と大過去
- なにか過去に起きたことがあって、同じ文の中でそれよりさらに前のことを言いたい時に過去完了形を使う。
- なぜ過去完了形を使うのかといえば、今から見て昔の出来事に、それより更に前の出来事が影響を与えている、という考え方をするからである。
助動詞を完了形にくっ付けるには?
- 復習:助動詞は動詞の原形と合わせて使うパターンと動詞の原形がくっつかないパターンがあった。
- 前者を「助動詞」、後者を「本動詞」といちおう呼ぶことにする。
助動詞として使われるパターンを完了形にするときは、助動詞を過去分詞形にはしない→原形のままにする
- 本動詞として使われるパターンを完了形にするときは、助動詞を過去分詞形にする。
jemandとniemand
- 英語で言うところのsomebodyとnobody
- ご丁寧に格変化する。
主格 |
jemand |
niemand |
||
属格 |
jemandes |
niemandes |
||
与格 |
jemandem |
niemandem |
||
対格 |
jemanden |
niemanden |
- 実は男性名詞につく形容詞の変化と一緒。
- 例文:Niemand ist auf der Strasse zu sehen.(誰も大通りには見えない)
- 例文2:Sind Sie jemandem begegnet? (誰かにお会いになりましたか?)