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"Routing"の差分

MMA
3と4のリビジョン間の差分
2010-12-23 02:20:19時点のリビジョン3
サイズ: 3589
編集者: 匿名
コメント:
2010-12-25 06:02:02時点のリビジョン4
サイズ: 3679
編集者: ytoku
コメント:
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行 22: 行 22:
 * 宛先のネットワークを指定する場所。  * 宛先のIPアドレス(ホストあるいはネットワーク)を指定する場所。
行 52: 行 52:
 {{{ route add [-net|-host] IP[/mask] gateway }}}
 {{{ route del [-net|-host] IP[/mask] }}}
 {{{ route add [-net|-host] <IP>[/<mask>] <gateway> }}}
 {{{ route del [-net|-host] <IP>[/<mask>] }}}
行 55: 行 55:
  * ネットワークアドレスを指定した場合、maskを指定する。   * ネットワークアドレスを指定した場合、`<mask>`に値を指定する。
行 65: 行 65:
 {{{ route add [-net|-host] IP netmask mask gw gateway }}}
 {{{ route del [-net|-host] IP netmask mask }}}
  * 分かりづらいが、「mask」と「gateway」に具体的な値が入る。
 {{{ route add [-net|-host] <IP> netmask <mask> gw <gateway> }}}
 {{{ route del [-net|-host] <IP> netmask <mask> }}}
  * 分かりづらいが、「`<IP>`」と「`<mask>`」と「`<gateway>`」に具体的な値が入る。

ルーティングテーブルとは

  • 特定のIPへの通信をどのルータに流せばいいかの情報
    • netstat -rnあたりで見れる
    • たとえばこんなの

FreeBSD

Internet:
Destination        Gateway            Flags    Refs      Use  Netif Expire
default            192.168.0.254      UG          0    18471    em0
127.0.0.1          link#4             UH          0       98    lo0
192.168.0.0/24     link#1             U           5  1185181    em0
192.168.0.205      link#1             UHS         0        0    lo0

Linux

Destination     Gateway         Genmask         Flags   MSS Window  irtt Iface
192.168.1.0     0.0.0.0         255.255.255.0   U         0 0          0 eth0
0.0.0.0         192.168.1.1     0.0.0.0         UG        0 0          0 eth0
  • 主に必要になるのはDestinationとGateway

Destination

  • 宛先のIPアドレス(ホストあるいはネットワーク)を指定する場所。
    • IPv4の0.0.0.0とIPv6の::はデフォルトゲートウェイと呼ばれる設定で、他に設定が書かれていない場合はこの設定が適用される(Linux)
    • FreeBSDではdefaultという表記がされる
  • LinuxのGenmaskはFreeBSDではここに統合され、/24などの形で表されている。詳しくはGenmaskの項目を参照

Gateway

  • 送り先のルータ。
    • Gatewayが0.0.0.0の場合(Linux)やLink#n(FreeBSD)の場合はルータを通さず自力で通信する。

Genmask

  • サブネットマスクと呼ばれる物
    • ルーティングテーブルではどこまでを1つのネットワークとしてまとめるかを設定する必要がある
    • FreeBSDでは192.168.0.0/24などDestinationにまとめられている。

ネットマスクの意味(IPv4)

  • 192.168.1.0 netmask 255.255.255.0の表記の場合
    • それぞれを2進数として見る
    • maskで1が立っている部分はネットワークを示し、0は個別のコンピュータを示す

IP  (10)      192      168        1        0
IP  ( 2) 11000000 10101000 00000001 00000000

mask(10)      255      255      255        0
mask( 2) 11111111 11111111 11111111 00000000
  • 192.168.1.0/24の表記の場合
    • /以下の数値が頭何bitがネットワークを示しているのかを表す
    • /24の場合は24bit、上の例と同じ

設定方法

routeコマンドを使って設定する。

FreeBSD

  • おおよそこれだけ覚えておけば書けると思う。

書式

  •  route add [-net|-host] <IP>[/<mask>] <gateway>   route del [-net|-host] <IP>[/<mask>] 

  • -netで特定のネットワーク全体を転送するように指定。
    • ネットワークアドレスを指定した場合、<mask>に値を指定する。

    • defaultを指定することもできる。
  • -hostで特定のホストのみを転送するように設定。

  •  route add -net 192.168.0.0/24 192.168.11.254 

  • これは無線LANのセグメントに適用される物。

     route del -net 192.168.0.0/24 

  • 上記の設定を削除する。

Linux

書式

  •  route add [-net|-host] <IP> netmask <mask> gw <gateway>   route del [-net|-host] <IP> netmask <mask> 

    • 分かりづらいが、「<IP>」と「<mask>」と「<gateway>」に具体的な値が入る。

  •  route add -net 192.168.0.0 netmask 255.255.255.0 gw 192.168.11.254 

  • FreeBSDの例をLinuxで書きなおした物。

     route del -net 192.168.0.0 netmask 255.255.255.0 

  • 上記の設定を削除する。

Routing (最終更新日時 2011-07-31 11:56:57 更新者 chmod)