mn
概要
現在つくってるWM。特徴は以下の通り。
- XlibでなくXCBを使用
- スタック型(タイル配置を実装予定)
- focus-follows-mouse
- マルチディスプレイ対応(予定)
- ウィンドウ枠だけの控えめな装飾
- 必要な機能を揃える
名前の由来は「まどならべ」。ある程度使い物になるところまで行ったらソースを公開する。
実装済みの機能
- re-parenting
- 装飾をしないのであまり意味はないが、reparentすることで一部アプリケーションとの相性問題を回避できる
- マウスによるウィンドウの移動とリサイズ
つかめる部分(タイトルバー)が無いので、ModKey+ドラッグの方式
- リサイズは斜め4方向に可能
- サイズヒントに対応(ただしアスペクト比を除く)。端末とかはちゃんと文字単位でリサイズする
- 画面端へのスナップ(移動終了時にControlを押してると無効化)
- 最小化/最大化/フルスクリーン
- 最小化からの復帰はスタック式に行われる。タスクバーと連携させることで任意に復帰可能
- キーボードによる操作
- キーバインドはヘッダファイルに埋め込み
- フォーカス履歴
- EWMH対応
- タスクバーとの連携(lxpanelで動作確認)
- コマンドラインからの設定変更
予定(優先度と依存関係による順)
- ウィンドウのスタック順序に関する明確なポリシーを定める(現在はかなり適当)
- マルチディスプレイ対応
- ロストしたディスプレイにいたクライアントを移動しないと操作不能になる
- 自前のバー
- ウィンドウの一覧表示と切り替え程度
- できれば、stdinあたりから読み込んで表示する通知領域
- さらにできれば、システムトレイ
必須ではないが実装したい機能(優先順位なし)
- ウィンドウ枠だけの移動/リサイズ
- クライアントウィンドウの再描画が減るのでだいぶ軽くなる
やってみたけれど何かがおかしくなった1ので保留
- イベント処理機構の改善
MotionNotifyを圧縮してCPU負荷を低減する
- Xlibだと比較的簡単だが、イベントキューの中をいじれないXCBだと難しい
- 仮想デスクトップ
- 検討中。少なくともタイル配置が実装できた後
実装しない予定の機能
- タイトルバー
- ウィンドウタイトルを表示する部分として実装するつもりだったが、gravityの処理をちゃんと書くのに挫折して投げた
- 文字列描画にcairoやpangoを使うので、依存関係が一つ増える
- タスクバーを用意することに決めたので、タイトルの表示はそちらでまかなうことに
- 依存関係を分離できる
- gravityに関してはまともなものに書き直したので、後で欲しくなったら再検討する
- デスクトップをクリックしてポップアップするタイプのメニュー
- ツールキットなしで自前のメニュー機構を実装するのはかなり面倒
- タイル配置と相性が悪すぎる
_NET_WM_WINDOW_TYPE_DESKTOPなウィンドウが存在すると使い物にならない
- ページャとの連携
- タイル化を実装した場合、ページャはあまり役に立たない
- _NET_CLIENT_LIST_STACKINGを省略
サーバをgrabしたら自分のリクエストまで処理されなくなった (1)