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"clear/wm_devel/mn"の差分

MMA
11と12のリビジョン間の差分
2013-03-08 23:35:22時点のリビジョン11
サイズ: 5112
編集者: clear
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2013-03-10 03:04:46時点のリビジョン12
サイズ: 4171
編集者: clear
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行 15: 行 15:
  * 最初はタイトルバーを付けるつもりだったので必要だった
  * 途中で装飾をやめたのであまり意味がなくなった。でも練習のために実装
  * おまけとして、AWTと組み合わせても問題が発生しない
  * 装飾をしないのであまり意味はないが、reparentすることで一部アプリケーションとの相性問題を回避できる
行 20: 行 18:
  * マウスによるリサイズはウィンドウ内でのマウスポインタの位置に応じた斜め4方向に可能   * リサイズは斜め4方向に可能
行 22: 行 20:
  * 移動時、画面端にある程度近い場合はくっつく
   * ドラッグ終了時にControlキーを押していると有効
  * 画面端へのスナップ(移動終了時にControlを押してると貼りつく)
 * 最小化/最大化/フルスクリーン
  * 最小化からの復帰はスタック式に行われる。タスクバーと連携させることで任意に復帰可能
  * 最大化は今のところ不十分で、タスクバーとかdockに被る問題がある(フルスクリーンに枠がついた状態)
行 26: 行 26:
  * WMの終了
  * 2種類のプログラム(端末とdmenuなどのランチャを想定、プログラム名は今のところソースに埋め込み)の起動
  * フォーカス中のウィンドウを閉じる
  * フォーカス中のウィンドウを隠す
  * 全部隠す(「デスクトップを表示」に相当)
  * 最後に隠したウィンドウを表示
  * 全部表示
  * ウィンドウの巡回(表示されているものだけ)
行 35: 行 27:
  * フォーカス中のウィンドウが閉じられたり隠されたりしたとき、そのウィンドウの前にフォーカスされていたウィンドウにフォーカスする
行 40: 行 31:
 * 最大化
  * マルチディスプレイを認識しないと正しい最大化はできない
  * タスクバーには被せない
  * トリガーは2つ
   * WMのキーバインド
   * _NET_WM_STATE_MAXIMIZE_HORZ/VERT
    * とりあえず両方セットの場合のみを扱う
 * フルスクリーン
  * 最大化とは違う
   * タスクバー等の有無に関係なく画面全体を覆う
   * ウィンドウ枠を除去する
   * 他のクライアントがフォアグラウンドに来た段階で解除する
  * _NET_WM_STATE_FULLSCREENがトリガー
 * タスクバー/dockの存在を考慮した配置
  * 特に最大化/タイル化時はタスクバーに被らないようにする
  * _NET_WM_STRUT(_PARTIAL)とか_NET_WM_WORKAREAとかいろいろ
行 55: 行 36:
 * タスクバーの存在を考慮した配置
  * 最大化/タイル化時はタスクバーに被らないようにする
  * _NET_WM_STRUT(_PARTIAL)とか_NET_WM_WORKAREAとかいろいろ
  * ロストしたディスプレイにいたクライアントを移動しないと操作不能になる
行 66: 行 45:
  * ウィンドウの再描画が減るのでだいぶ軽くなる   * クライアントウィンドウの再描画が減るのでだいぶ軽くなる
行 70: 行 49:
  * Xlibだと比較的簡単だが、イベントキューの中をいじれないXCBだと難しい

mn

概要

現在つくってるWM。特徴は以下の通り。

  • XlibでなくXCBを使用
  • スタック型(タイル配置を実装予定)
  • focus-follows-mouse
  • マルチディスプレイ対応(予定)
  • ウィンドウ枠だけの控えめな装飾
  • 必要な機能を揃える

名前の由来は「まどならべ」。ある程度使い物になるところまで行ったらソースを公開する。

実装済みの機能

  • re-parenting
    • 装飾をしないのであまり意味はないが、reparentすることで一部アプリケーションとの相性問題を回避できる
  • マウスによるウィンドウの移動とリサイズ
    • つかめる部分(タイトルバー)が無いので、ModKey+ドラッグの方式

    • リサイズは斜め4方向に可能
    • サイズヒントに対応(ただしアスペクト比を除く)。端末とかはちゃんと文字単位でリサイズする
    • 画面端へのスナップ(移動終了時にControlを押してると貼りつく)
  • 最小化/最大化/フルスクリーン
    • 最小化からの復帰はスタック式に行われる。タスクバーと連携させることで任意に復帰可能
    • 最大化は今のところ不十分で、タスクバーとかdockに被る問題がある(フルスクリーンに枠がついた状態)
  • キーボードによる操作
    • キーバインドは今のところヘッダファイルに埋め込み
  • フォーカス履歴
  • 最低限のEWMHサポート
    • タスクバーと連携可能な程度

実装予定の機能(優先度と依存関係による順)

  • タスクバー/dockの存在を考慮した配置
    • 特に最大化/タイル化時はタスクバーに被らないようにする
    • _NET_WM_STRUT(_PARTIAL)とか_NET_WM_WORKAREAとかいろいろ
  • マルチディスプレイ対応
    • 複数ディスプレイの認識自体は既にしている
    • ロストしたディスプレイにいたクライアントを移動しないと操作不能になる
  • タイル配置
    • デフォルトはフローティングにする予定
  • 自前のバー
    • ウィンドウの一覧表示と切り替え程度
    • できれば、stdinあたりから読み込んで表示する通知領域

必須ではないが実装したい機能(優先順位なし)

  • ウィンドウ枠だけの移動/リサイズ
    • クライアントウィンドウの再描画が減るのでだいぶ軽くなる
    • やってみたけれど何かがおかしくなった1ので保留

  • イベント処理機構の改善
    • MotionNotifyを圧縮してCPU負荷を低減する

    • Xlibだと比較的簡単だが、イベントキューの中をいじれないXCBだと難しい
  • 仮想デスクトップ
    • 検討中。少なくともタイル配置が実装できた後
  • 設定ファイルまたはコマンドライン引数による設定
    • キーバインドとか色とか

実装しない予定の機能

  • タイトルバー
    • ウィンドウタイトルを表示する部分として実装するつもりだったが、gravityの処理をちゃんと書くのに挫折して投げた
    • 文字列描画にcairoやpangoを使うので、依存関係が一つ増える
    • タスクバーを用意することに決めたので、タイトルの表示はそちらでまかなうことに
      • 依存関係を分離できる
    • gravityに関してはまともなものに書き直したので、後で欲しくなったら再検討する
  • デスクトップをクリックしてポップアップするタイプのメニュー
    • ツールキットなしで自前のメニュー機構を実装するのはかなり面倒
    • タイル配置と相性が悪すぎる
    • _NET_WM_WINDOW_TYPE_DESKTOPなウィンドウが存在すると使い物にならない

  • ページャとの連携
    • タイル化を実装した場合、ページャはあまり役に立たない
    • _NET_CLIENT_LIST_STACKINGを省略
  1. サーバをgrabしたら自分のリクエストまで処理されなくなった (1)

clear/wm_devel/mn (最終更新日時 2013-05-10 19:45:44 更新者 clear)