= 2012年3月 = * 2月は何も書かない間に終わってしまった。 == 03/09 == === B版用紙の罠 === 用紙サイズのB版にはJISのものとISOのものがあり、これらは'''違うサイズ'''である。日本で言うところのBはもちろんJISの方だが、世界的にはISOの方が一般的らしい。 || || JIS || ISO || || B4 || 257x364 || 250x353 || || B5 || 182x257 || 176x250 || (ともにmm x mm) と、当たれども遠からずな違いなので間違いやすい(というより、間違っていても気づきにくい)。`ps2ps`とか`ps2pdf`みたいなPSファイルをどうこうするコマンドにおいて、用紙サイズを指定する`-sPAPERSIZE=hoge`というオプションがあるが、これに渡す用紙サイズの`b4`とか`b5`はISOの方を表している(JISではない)。JISの方なら`jisb4`とか`jisb5`と指定する必要がある。これに気づかないと変な寸法のファイルができて印刷した時に悲しい気持ちになれる。 ちなみに`gs(1)`によれば、これらの用紙サイズは`gs_statd.ps`というファイルで定義されているらしい。 他にもb4とかb5がISO規格の方を指しているものがあるので、使うときは注意が必要。上述のようにjisのものも使えるようになっていれば問題ないが、無い場合用紙サイズを自ら指定する必要がある。 === B5用紙2ページをB4用紙1ページにまとめる === いわゆる2upというやつ。ずばり`psnup`というコマンドがあるので、それを使う。ただし、psnupはJISのB版を指定できないようなので手動でサイズを指定する。 {{{ psnup -w25.7cm -h36.4cm -W18.2cm -H25.7cm -2 in.ps out.ps }}} * -w, -hが出力サイズ(JISのB4)、-W, -Hが入力サイズ(JISのB5)。-2は1枚に2ページを割り付けること(2up)を表す さらにpdfにするなら、 {{{ ps2pdf -sPAPERSIZE=jisb4 out.ps out.pdf }}} ただしこれはB4横置きで、部室のプリンタに投げると縦向きの用紙に横向きに印刷されるという非常に悲しい結果となった。しかたないので反時計回りに90度回転して縦置きにする方法を探すことに。`convert -rotate -90`したら確かに回転はされたものの、印刷したら画質が非常に荒くなってしまい話にならない。どうやらpdftkでできるようなので、これを使うことにした。 {{{ pdftk out.pdf cat 1L output out_ccw.pdf }}} * 1Lは「1ページ目を左に90度回転」の意。複数ページある場合は範囲を指定すること * 全体を左回転なら1-endL PSファイルの段階でもどうにかすればできるだろうれど調べていない。とりあえず、これで部室のプリンタでB5の2up印刷ができるように。 また、元がpdfならAdobe Readerを使って一枚に複数ページを印刷する機能を使い、pdfに出力する手もある。繰り返しやらないのであればこちらの方が楽だろう。 == 03/11 == * Linuxでゲームパッドを使うにはjoydevモジュールが要る: `modprobe joydev` == 03/21 == * スマートなMakefile書けない * UNIX Programmer's Supplementary Documents (PSD): FreeBSDでは`/usr/share/doc/psd/`にある * make(1)を読んでたらSEE ALSOにあった * 枠なし、A4、1枚に1ページでa2ps-j {{{ a2ps-j -ns -a4 -p in.txt > out.ps }}} * 普通の日本語文書 {{{ a2ps-j -p -ns -a4 -nh -nf -nt -j in.txt > out.ps }}} == 03/29 == === fancyhdr === LaTeX文書のページ番号をページ端に出す…つもりだったが上手く行かなかった。 04/01追記: 警告の見落としだった。documentclassの引数にtwosideを入れる必要がある。 {{{ Package Fancyhdr Warning: \fancyfoot's `E' option without twoside option is use less on input line 68. }}} * book系のドキュメントクラスではtwosideがデフォルトになっているのでこのような場合はarticleでなくbookを使うべき {{{ \documentclass[...,twoside]{jsarticle} % \documentclass[...]{jsbook} の方が良いか \usepackage{fancyhdr} \pagestyle{fancyplain} % ヘッダの線を無くす \renewcommand{\headrulewidth}{0.0pt} % まずヘッダ・フッタを空にしておく \fancyhead{} \fancyfoot{} % 偶数ページはフッタ左に、奇数ページはフッタ右にページ番号を表示 \fancyfoot[LE,RO]{\thepage} }}}