#acl alstamber:read,write,revert,delete,admin All:read == なにこれ == * [[thunder_lab]]くんがメイン機にWindows8を入れて使っているらしいという話を聞いた。 * 話を聞くぶんにはWindows8のあのPCで使うにはちょっと使いづらいUIも無効化できるらしい。 * 起動が高速化するらしいし入れてみるか。 == 使用したマシン == * CPU……Intel Core i7 2600K(SandyBridge) 4.2GHzにOC * メモリ……DDR3-1600 エルピーダ製チップ使用 16GB * マザーボード……GIGABYTE Z77-D3H * HDD……日立 HDS721050CLA662 500GB * HDD2……Western Digital WD25EZRX 2.5TB * HDD3……東芝 DT01ACA300 3.0TB * 光学ドライブ……Pioneer BDR-206BK(バルク/ソフトつき) * 電源……玄人志向 KRPW-G630W/90+ * その他……Happy Hacking Keyboard Lite2 黒 == インストールの前準備 == === UEFIのアップデート === * 起動を高速化するためにはWindows8をUEFIベースでインストールしなければならない。UEFIベースのインストールが出来るかどうかはマザーボードにかかっている。 * 古いマザーボードはUEFIベースのインストールに対応していないことがある。 * また対応していてもUEFIのバージョンが古いと仮にUEFIベースでインストールできても性能が十分発揮されないことがある。 * UEFIのバージョンを上げておくべき。 * UEFIベースのインストールに対応しているかどうかはWindows8認定のマザーボードであるかどうかを調べるといい。 * [[http://sysdev.microsoft.com/ja-JP/Hardware/LPL]] * 幸いにも僕のマザーは認定対象だった。安物だったんだけどな。 * UEFIはマザーボードメーカーのサイトからダウンロードできる。 * 僕のはGIGABYTEだったので、サイトからUEFIのイメージをダウンロードしてUSBメモリにコピー。再起動をかけてQ-FLASHを使ってアップデートした。 * UEFIのアップデート中に停電などが起こると起動しなくなることがあるので気をつける。 * 雷がなってる時とかにやらない。 * UEFIアップデートすると設定が初期化されていることがある。SATAのモードがAHCIからIDEに戻っていないかどうかなど注意しておいたほうが良い。 === ファイルのバックアップ === * 今回はクリーンインストールするつもりだったので、必要なファイルのバックアップをとっておく。 === Windows8 アップグレードアドバイザを使う === * Windows8 アップグレードアドバイザというプログラムをMicrosoftからダウンロードして実行すると自分のマシンでWindows8に対応しているかどうか怪しいデバイスを特定してくれる。 * 親切なことにiTunesを入れてると「iTunes Storeの認証切っとけよ!」ともお知らせしてくれる。 === Windows8のインストールイメージを用意する === * 4GB以上のUSBメモリがあるならそちらにインストールイメージをすべて展開したほうがよい。 * 光学ドライブとUSBメモリだと(たとえUSB2.0でも)インストール所要時間が全然違いますよ…… * USBメモリはFAT32じゃないとUEFIが認識できない。 == インストールする == * 一旦電源を落としHDDなどを取り外して最小構成にし起動。 * UEFIのブートメニューを呼び出して、USBメモリから起動。 * このとき'''UEFI:から始まるものを必ず選ぶ'''こと!!!!!!! そうしないとUEFIベースインストール出来ない。 * インストール自体は何もすることがない。プロダクトキーを入力するぐらい。 * インストールが完了すると再起動する。再起動時にWindowsのロゴではなくマザーボードメーカーのロゴが出てくればUEFIベースインストールできている。 * 一旦電源を落としHDDなどを繋ぎ直して起動。特に問題もなくドライブ類は認識。 == インストール後のいろいろ == === 署名の強制のせいでドライバがインストール出来ない!! === * Windows8 64bit版ではデフォルトでドライバへのまともな署名がないとドライバがインストール出来ない。 * バッ○ァローの無線LANアダプタを使おうとしたらこれで怒られた。 * 署名の強制無効化は次の手順で行う。 * 管理者権限でコマンドプロンプトを立ち上げる。 * 次のコマンドを実行 {{{ bcdedit /set testsigning on }}} * 戻すときは {{{ bcdedit /set testsigning off }}} === BonDriver_FSUSB2N.dllの問題 === * BonDriver_FSUSB2N.dllのバージョンが古いとバッチファイルを実行しないとTVTestなどのアプリケーションがエラーを吐きまくって全く使えない。 * バージョンをそれなりに新しくすればその必要はなくなる。 === NTTのカードリーダーを認識しない === * NTT純正のドライバを入れたら動いた。 === Modern UIを無効化 === * Windows 7 explorer for Windows 8ってのを使うと幸せになれるらしい。 === PCI〜ってのが不明なデバイス扱いになっている === * Intel MEをインストールすれば消えた。 === MPEG-2のデコードが出来ない === * Windows8にはデフォルトでMPEG-2のデコーダが入っていない。 * MediaPackを入れるか、フリーのコーデックを入れればいい。 == 起動の高速化 == * UEFIの設定画面に入ると起動を高速化するための設定が可能。 * マザーボードによって異なるが、今回のマシンでは「高速起動」といういかにもなものがあった。 * この設定を「Ultra Fast」に。 * ほかにも起動時のUSB初期化処理を削る(キーボードなど最低限のみにする)などの設定が可能。 * CSMというレガシな環境との互換性を取るためのモジュールがあるが、これは無効にしてしまっても普通は大丈夫。無効にしたほうが起動は速くなる。 * 挙動が怪しければ有効にしておけばよい。 * 今回のマシンのマザーボードのUEFIではマシン上で動作するOSを「Windows8」と決め打ちすることで、Windows8に特有な機能が有効になるようになっていた。 * SecureBootとか。 * ついでにクロック倍率を上げて4.2GHzほどにOCしておいた。Vcoreは1.255Vで今のところ正常稼働。 * 今のところ安物のマザーでしかもシステムがHDDという環境にもかかわらず15秒ほどで起動してくれる。 * マザーをもう少し高品位なものにし、SSDに差し替えれば10秒を切ることも全く難しくないだろう。 == SecureBoot == * MBRをハックして侵入してくるウイルスへの対処。 * Windows8しか動かさないのであれば有効にしておいていいと思う。 * Linuxとかは対応が微妙なので、無効にしておくべき。